ヤゴ

 

水槽だと「何年かに1回あるかないか」というぐらい滅多にお目にかかれないのが「ヤゴ」です。

もちろん、室内でフタと蛍光灯を載っけている水槽にトンボが卵を産みに来るわけはありませんから、屋外で栽培していた水草にくっついて入り込んでくるわけです。

 

で!

うちの水槽に、久しぶりに出ました!4年ぶりのご対面!

 

 

「ヤゴさん、ご無沙汰してます。やさしくしてね。」 

 

水槽の端の方に植えてあるアンブリアの葉っぱの上に、「ちょこん」と乗っているのを発見!
大きさからして1齢幼虫なんでしょうけど、どの種類のトンボなのかまでは分かりません。
しかし、こやつ、小さいくせになんか態度が「偉そう」です。

 

こちらも、うちの水槽にほぼ同時に現われたヤゴです。
姿からしてイトトンボの仲間なのは分かりますが種類まではわかりません。アジアイトトンボか、ハグロトンボか・・・。
いずれにしてもこの仲間は植物の茎に産卵するので水草に産みつけられた卵が水槽内で孵ったに違いありません。

通販で買った水草に色々産みつけられていたのねん…

 

 「顔がコワイ、

  っちゅ〜ねん!」

うちでは赤玉土を使うとセット直後隅の水流が弱いところにコケやヒドラが発生しがちです。 (右画像で白く見えているもの)

ヤゴはそういう場所に現われます。というのもコケに集まって来るスネールやヒドラなどを好んで食べているからのようです。
コケの生えたガラス面にはミジンコたちも集まってきます。ヤゴは彼らも好物でが素早くあごを伸ばして捕らえる様子が観察できます。
ヤゴが葉っぱの向こう側に潜み獲物を狙っているところです。

 

スネールを捕まえて 穴から中身を ムシャムシャ。


うっわ〜。

 

 

 

ちなみに、ヤゴはオニヤンマやギンヤンマのような大型のものでない限り水槽の中の魚を捕まえて食べたりはしません(まったく無いわけではありませんが)。上の画像ぐらいのヤゴはもっぱらミジンコなんかを食べています。

しかし、ミジンコを食べるということは、ビーシュリンプやミナミヌマエビのチビぐらいは食べる、ということなので、その点に注意は必要です。

ただ、エビはバンバン殖えるのでちょっとぐらいヤゴに食べられても大勢に影響はないはずです。自然界ではそれが普通ですし、エビの方も子供の大部分が食べられることを前提に大量に卵を産みますから。

 

 


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