ボウフラ

 

「水を作ってから魚を入れよう」と思って水を回しておきながら、そこにいつまでたっても魚を入れずにいると、親切で心やさしい蚊たちが、その寂しい水槽に彩りを与えに来てくれます。

 

        「ボウフラ」です。

 

魚の良い餌にもなりますが、油断するとすぐに蚊になって、献血を強要してくるのがやっかいな連中です。

 

ポピュラーな「ヒトスジシマカ」の幼虫です。水を入れただけのプラケースをベランダに放置していたら、親切な蚊が卵を産みつけていってくれました。
(-_-;)

 

←卵から孵ったばかりの幼虫。
1週間ぐらいのうちに3回脱皮し4齢幼虫になったあと、もう一度脱皮してサナギになります。
←横から見たところ。
尻尾の先。
この部分を水面につけ、水面から頭を下に向けた姿勢で生活しています。

 

←4齢幼虫。
4齢にもなると目のあたりがはっきりしてきます。
頭の部分を拡大するとこんな感じ。→
←尻尾の部分はこんな感じ。

 

 幼虫(ボウフラ)は、しばらくジッと動かずにいたかと思うと、急に激しく身体を動かし、また動かなくなる、ということを繰り返します。
「私はボウフラ。」
「あぁ〜、
  身体が、身体がぁ〜〜」

「ん?

私、また暴れちゃった?」

「きゃ〜、またよぉぉ〜!」

「でも、動かずにはいられないぃぃ〜〜!」

「もう、いい加減にして欲しいわね。」
 「あ〜ぁぁ〜、でもぉ〜〜
動かずにはいられないぃ〜〜」

 

 

 


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