ミドリアブラミミズ

 

今回もまた「どう見ても可愛くない」というやつの紹介です。

 ブヨブヨしてます。
 モゾモゾ動いてます。
 ゴワゴワの毛が生えてます。
 濁った緑色をしてます。
 「なんでそんな名前つけてやるんや!」とツッコミを入れたくなるぐらい、気色の悪い名前です。

しか〜し!
もちろん、こやつらも水槽の中の生態系の一部を担っているわけで、水槽の中にいないと、有機物の分解がスムーズに行われなくなってしまいます。水槽の中の大切なメンバーなわけです。

ただ、大切なメンバーだと分かってはいても、「水換えの時に吸ったホースの中にもこいつがいたんか…」と思うと、複雑な気持ちではあります。    はい。

 

ミドリアブラミミズ

左上に見えているのは、まだ形を残している枯れた植物の根です。右上にあるのは浮泥で、ミドリアブラミミズの右にある米粒のようなものはキロモナスです。

 

水槽の底床に溜まる浮泥を覗いてみると、こんなやつらがウヨウヨと棲んでいます。
ミドリアブラミミズの大きさは2〜5ミリぐらい。肉眼だと線虫のように見えますが、ルーペで拡大するとこんな姿をしています。
名前の“ミドリ”は体の色からかもしれませんが、“アブラ”っていうのはどこからきたんでしょうね。ちょっと可哀想な気がします。ちょっとだけですが。
移動する時は身体についた毛を動かして移動します。
「猛烈なスピードでターンするミドリアブラミミズ!!」(うそ)
…シャッタースピードが遅かっただけで本当は「モゾモソ」と動いています。
観察していると、他の小さな原生生物や植物の遺体のカケラを食べているようです。彼らも水槽の新陳代謝の一翼を担っているわけです。

 

 

 


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