■GOOD AQUA■

プラケリウム
  


02.07.10 02.08.14プラケサイズ修正

 

 今回は、「卓上アクアリウム」の維持手法を使って、“最も安価な水草水槽”を作ってみましょう。

 目標は、「5000円で、“見れる”水草水槽を作る!」です。

 

 使用するのはもちろんプラケース!
 Sサイズ(3.5リットル)を選んでみました。値段は145円也。
 底床は、赤玉土(小粒)の小袋を用意。98円也。

 

 まずは、液肥と別の水槽から取った水を適当に入れます。液肥は「ハイポネックス 洋ラン液」。使用量は10円分ぐらいです。1本買えば、小ビンが480円也。
 そこへ赤玉土をザラザラ〜と入れます。
 そのままだと、容器が小さいために赤玉土の粒の大きさが目立ちます。そこで、手で赤玉土の粒を潰しました。
 これをやると、表面がきれいになりますが、代わりに水の濁りがおさまらない危険性もあります。注意!
 水を注ぐと、やはりドロドロ。まったく中が見えません・・・

 

 そんなときの奥の手。
 洗面所の蛇口から水をチョロチョロと出しっぱなしにして、連続換水をしてしまいます。土の表面にいるバクテリアが死んでしまいますが、ま、気にしないことにします。

 

 水が適当に澄んだら、水草を植えます。ただし、植えるとまたこんな風に濁ります・・。
 落ち着くとこんな感じです。
 植える水草は、冬場の室温でも耐えられる種類を選びます。この水草水槽には、ヒーターもフィルターも着けないからです。
 ここでは、ヘアーグラスとヘアーグラス ショート、パールグラス、グリーンマクランドラ ナローなどを選んでみました。

 

 24時間経過したところ。
 濁りが沈殿して、透明度が増してきました。
 ここで低温に強い魚を投入します。
 このプラケースには温帯魚のアカヒレを選びました。フィルターを使わないので、魚には中の水を混ぜてもらう重要な役目があります。
 発酵式でCO2の強制添加も開始しました。
 ただし、溶解器は無しです。エアチューブの先をプラケースの中に突っ込むだけにしておきます。容器が小さいため、効率良く溶解するとCO2過多になりかねません。
 2週間経過すると、こんな具合に茂ってきます。
 緑系の水草はそこそこに伸びていますが赤系の水草はまだ馴染んでいないようです。
 コケが出始めたので、ここで低温に強いミナミヌマエビを5匹投入しました。

 

 本来なら、次に2ヶ月後・3ヶ月後の完成画像を示すべきなのですが・・・失敗が発生。本棚に置いていたために、倒れてきた「広辞苑」の道づれでひっくり返ってしまいました。

 「プラケリウムはひっくり返ることがある」

 これ、ポイントです。 ハイ。

 

 

 1ヶ月経ったところです。仕方がないので、これを「完成水景」としました。

 「なんやねん、これ・・」 (汗)

 

 

< 今回の「プラケリウム」にかかった費用 >

プラケース    148円
液肥    480円
赤玉土小袋     98円
アカヒレ5匹    150円
ミナミ5匹     50円
水草    830円
ペットボトル    150円
エアチューブなど    180円
砂糖     88円
ドライイースト    230円
電気スタンド   1980円
ハイポ   500円
     
合計   4884円

 

ぎりぎりで5000円以内ですが、

・・・ ま、こんなもんでしょう。

 



HOME
ツボの壷
INDEX

BACK