EHEIM2213にスポンジフィルターを着ける 01.06.03
 


 ソイルを底床としてセットしたときに、ソイルの粉塵がフィルターに吸い込まれるのを防いだり、水の濁りを取る為に、スポンジフィルターを吸水口に取り付ける方も多いと思います。
 フィルターの吸水口の種類も、スポンジフィルターの種類もたくさんあるので、サイズと目の粗さが合えばどのように組み合わせて使っても良いのですが、エーハイム2213の吸水口に合うものって、なかなか無いんですよね。
 「外部式密閉フィルター用」としてちょうど良い大きさのスポンジも売られていたりするんですが、実際に吸水パイプの先にはめてみると、スポンジの上部に、パイプに沿って隙間ができます。

 ここに隙間があると、ソイルがここからどんどん吸い込まれますし、稚エビや稚魚も吸い込まれていってしまいます。

 ここがきちんとふさがるスポンジって、なかなか見つからないので、長くて大きいスポンジを、見た目が悪くなるのを我慢して着けていらっしゃる方も少なく無いと思います。

 そこで今回は、「できるだけ小さく、目立たない」、そして「隙間のできない」2213用のスポンジを作る方法です。

 

使うのは、テトラの「P-1/P-2用フィルター替スポンジ」(実勢880円程度)です。

このまま着けても良いのですが、デカ過ぎて、レイアウトの中では思いっきり目立ちます。

新品を加工するのはもったいないので、今回は使いかけのもので作ります(笑)
底に穴が空いていない方にヒダが8〜9本(安全シロを考えて9本がお勧め)残る位置で2つにちょん切ります。
真ん中に穴が空いたドーナツ状のもの(左:これは使わない)と、これから使う長い方(右)ができました。
ヒダは残しておいた方が面積が広くて濾過には良いのですが、今回の目的はソイルの吸い込み防止ですから、ヒダは切り落としてしまいましょう。これを切り落とすと、すっきり細くなって、レイアウトの中でも目立ちません。
こんなすっきりした感じになります。
ここに吸水口が入るわけですが、前述の「隙間」ができないように、ひと工夫要ります。
まず、吸水口を中に入れてしまい、吸水口の高さの位置にカッターで印をつけます。そして、その位置から、スポンジの内側ぐるりに浅い切れ目を入れます。
無理やり中と外を裏返すと、こんな感じに切れ目が入っています。
切れ目を入れておくだけで、このように、吸水口を中に入れ込んだ時に、吸水口がスポンジの壁に密着します。上から覗いてもほとんど吸水口が見えません。

こうしておけば、パイプの周りに隙間ができるようなことはありません。

これで完成です。

この加工をしたP-1スポンジをセットしたところです。
ここまで小さくしても、レイアウトの中ではまだちょっと目立ちますね。
漉す能力に影響が無い範囲で、さらに外壁を削って小さくしても良いかもしれません。


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