どこに楽しみを見出すか  00.12.03



 同じ「水草水槽好き」が集まったとしても、水草水槽のどの部分に楽しみを感じているかは、それぞれ人によって異なっているものです。このような、「どこに楽しみを見出すか」という視点でも、水草水槽のスタイルは区別できます。

水草の育成を楽しむ ; 園芸の延長として水草を育てる

魚の育成を楽しむ ; 水草は、あくまでも「魚のため」に入れている

美観を楽しむ ; 部屋の「グリーン インテリア」として水槽をキープしている

レイアウトを楽しむ ; レイアウトを「アート」の一環としてとらえる

自然のシミュレーションとして楽しむ ; 自然の作用を実験的に観察する

コレクションを楽しむ ; 色々な水草の「コレクション性」を楽しむ   


など、さまざまです。

 たとえば、「クリプトコリネ好き」だとすると、「育成」&「コレクション」に楽しみを感じている人が多いでしょう。 また、小型美麗魚と水草の組み合わせでキープしている人なら、「インテリア性」&「自然のバランス」に楽しみを感じる人が多いでしょう。


 ちなみに、この点に関しては、実はこんな現状があります。
 たとえば、「水草水槽」のキーパー同志が集まっていても、水草の育成を中心に楽しんでいる人は、水草を魚の維持のための使い捨てのフィルターのように考えている魚の育成中心の人を、あまり快く思っていなかったりします。
 逆に、「水草にコケがつくから」という理由で殖えすぎた魚を簡単に処分する人を、魚の育成中心に楽しんでいる人は冷たい目で見ていたりします。
 極めつけは調和型で維持している人です。このスタイルの人は、中に入っている魚や水草の種類にこだわらない人が多く、人の手を加えたために殖えすぎた草や魚を無造作に処分したりしてしまうことがあります。よって、草好きからも、魚好きからも、快く思われてなかったりもします。
 ただし、そこは趣味の世界。みな思っていても口に出したりはしません。お互い尊重し合うのがルールだからです。気付いていない人も多いですし(笑) (脱線終わり)


 さて、あなたは、どんなところに楽しみを感じますか?
 このポイントを押さえておくと、楽しさが倍増します。

 

結論; 自分がどんなところを「楽しい」と感じるか、自己分析しておくと、より楽しむことが出来る。
    また、違う点に楽しみを感じる人のこともお互い理解・尊重し合える。

 



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