魚中心か、水草中心か、調和型か 00.12.05



 魚を主人公にしたスタイル、水草を主人公にしたスタイル、または、その調和を重視するスタイル、という切り口でも、水草水槽のスタイルは分けられます。

  たとえば、ディスカスを飼うのが好きで、ディスカスの飼育に向いた環境を作り出すために水草を植えている人は、魚中心の飼育ということになります。
 この場合、設備・水温・水質などを、水草よりもディスカス中心に合わせることになるでしょう。

 一方、水草中心に楽しむ人は、魚の種類も水草の色を引き立てるものを選んだり、コケ取り能力のある魚を選ぶことになるでしょう。水草を先に選び、後からその育成水質で育てられる魚を選ぶことになるのがふつうです。
 揃える器具についても、例えばフィルターなら、手入れの簡単な上部濾過式よりも、二酸化炭素を逃しにくい外部式密閉フィルターを選ぶ傾向にあります。
 「餌や糞で水草水槽が汚れるから、魚は入れない」という主義の人さえいます。

 調和型とは、魚と水草の調和=自然のバランスを水槽の中に作り出すことを主たる目的にするタイプです。魚や水草の1つ1つを可愛がる、というよりも、全体のバランスの中で、両者が生き生きと育つ様子を楽しみにするタイプと言えます。

 

 このように、みな、見かけは同じ「水草と魚の両方を水槽に入れているタイプ」ですが、その主人公が違うわけです。自分のスタイルを決めるにあたっては、この「魚中心か、水草中心か、調和型でいくのか」という点をはっきりしておかなければなりません。

 また、だれかに教えを乞う場合、その自分のスタイルを伝えた上で相談をもちかけないとダメです。
 たとえば、自分が、ディスカス中心でやっていて、「水草にコケがついて困る」という質問をしたら、その相談した相手が水草中心の人だったために「それは魚が多すぎるからです。魚を減らしましょう」なんて、答えが返ってきたら、どうしようもありません。自分のスタイルをはっきり示し、同じスタイルの人を見分けて相談しないと、こんなことになってしまいます。

 もちろん、この点は、買い物の順番にもかかわってくるので、予め決めておかなければなりません。

 

結論;

 魚を主役に考えるのか、水草を主役に考えるのか、あるいは、その調和を目指す水槽を考えるのか。これらは、維持や楽しみ方はもちろん、そろえるべき器具の種類にも影響するので、これも前もって考えておく必要がある。



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